【オススメ】 いちかわ暖/新しい上司はど天然


新しい上司はど天然(1) (ヤングチャンピオン・コミックス)

■【オススメ】 疲れている人にオススメ。あ、でも、実際に勤めている会社と 比べてしまって落ち込む人もいるかも…。

パワハラで精神をやられて転職してきた青年の 新しい上司は、優しくかつ天然だった。


BL系の作品かな、と思ったが、そういうわけではなく、 しかし主要な登場人物は男性ばかり、 内容は女子ものなら百合っ気がほのかに香るような、 その手の類の、仲良し和気あいあいもの。 これは、推せる。


上司の主任が天然な勘違いをする可愛らしい人物で、 そういう上司のいるところなので会社自体の雰囲気も いい感じ。話はふわっとしているが、職場ものなので ぐだぐだしているばかりではない。


何より、転勤してきた主人公はトラウマを抱えている。 そのトラウマが癒やされている様は、読んでいて、 良かったねぇ、いい職場だねぇ、という気持ちになる。 疲れている人にオススメ。でも職場環境次第では 複雑になるかも…。


【データ】
いちかわ暖
新しい上司はど天然
【発行元/発売元】 秋田書店 (2019/8/20) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
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前の職場の上司に精神と胃をやられ、転職してきた桃瀬(26歳)。新上司・白崎主任を前に不安で胃痛が再発!! だが、そんな桃瀬の不安も思わず吹っ飛ぶほどに、新しい上司はまさかのど天然で…!? Twitter発の、ど天然上司コメディ!! 「桃瀬の転職秘話」「4人で飲み会」「10年前の主任」…などなど超豪華描き下ろし新作エピソードを40P以上収録!!


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いちかわ暖/小南正太郎、家から出るをはじめました。

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【オススメ】 伊藤伸平/地球侵略少女アスカ


地球侵略少女アスカ : 1 (アクションコミックス)

■【オススメ】 美少女もの異星人地球侵略ライトコメディ。造形の妙。

指令により地球への侵略を試みようとする宇宙人が主人公。 地球人に対するデータや意識の書き換えなどはお手のもの。 擬態も当然、ということで、完璧な美少女女子高生として 日々を送ることに。そして物凄く同級生の女の子たちに絡まれるのだった。


そんな生活のなか、地球には当然のように他の異星人たちも来訪していた。その宇宙人を排除するのも仕事のひとつ。ということで、 ライトな百合コメディが展開されるなかバトルシーンだけがガチという 異色戦闘SFに仕上がった。


冒頭の話で同級生を巻き込んでその後もバディ的に話を進めるのかと思いきや、記憶を喪失させることができる能力でリセットさせ、一方早々から同級生が宇宙人に襲われて消えてしまうのかと思いきやそこも救ってリセットさせる、ある種同じ日を繰り返すタイムループものの作品と似た、結局は普通の日常がベースで繰り返されていくという、つまりはオーソドックスなスタイルのコメディ。


とはいえ地球侵略の進行状況は問われるわけなので、 時間軸も一応あるのだが、そこも適当にごまかしていくのが この手の話の王道。この話はそのスタイルでも全然良いと思う。


【データ】
伊藤伸平
地球侵略少女アスカ
【発行元/発売元】 双葉社 (2019/6/12) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
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一見普通の女子高生・槇野(まきの)アスカは、実は悪の侵略宇宙人、アスカ・デウス・マキナ。あまりに人間そっくりに擬態してしまったため、本来の悪の宇宙人の使命より、普通の女の子らしい感覚にはまってしまったり、女子高生ライフを満喫してしまったりすることもしばしば。アスカと、アスカのことが大好きなクラスメイト・みのりたちが、毎回様々な美少女侵略宇宙人たちと戦ったり戦わなかったりする、美少女SFコメディ決定版! 百合要素もあるよ!


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【オススメ】 遠藤達哉/SPY×FAMILY


SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

■【オススメ】 これは面白いスパイ・コメディ。というより面白い疑似家族ものか。

主人公は最も腕の立つ諜報員。そんな彼の次の指令は、 ターゲットに近づくために結婚して子供を作ることだった。


家庭を作るために、孤児院を訪れ子供を探す。 名門校合格のため、読み書きができる賢い子を探すが、 そこで選ばれた少女は、人の心を読める超能力者だった。


とはいえ子供は子供なので、いろいろなトラブルは発生する。 そうしたトラブルを描いた上で今度は母親も必要ということで、 婚活を始める。そこへ、パーティのために仮初めのパートナーを 探している女性と遭遇。心を読める少女の手引きもあり、 二人は互いのメリットがマッチ、夫婦を演じることになる。 そんな彼女は、本業は殺し屋なのだった。


テンポよくトントンと進む疑似家族コメディ。 ご都合主義なのは話運びや仕掛けとのバーターなので 個人的には大歓迎。この設定のおかげで、 主人公だけでなく他の登場人物にも 見せ場が出来ている。 その上で本筋が、名門校へ正面から入学する、 という話であるギャップも面白い。


【データ】
遠藤達哉
SPY×FAMILY
【発行元/発売元】 集英社 (2019/7/4) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→ SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者! “妻”は暗殺者で!? 互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!


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【オススメ】 城アラキ、川口幸範/HOTELIER―ホテリエ―


HOTELIER―ホテリエ― 1 (ヤングジャンプコミックス)

■【オススメ】ホテルのコンシェルジュものだが、 どちらかといえば客に焦点を当てているのは正解。

日本旅館を源流に持つホテルが舞台。 創業家の会長のもと、外様の女性総支配人に 生え抜きで支配人になることを確信していた営業部長、 そこに女性新人コンシェルジュとニューヨークから転職採用の チーフコンシェルジュ。という設定であれば、 ホテル内の様々な軋轢が描かれるのかと思いきや、 一巻時点ではあまりそちらのほうは重視されない展開になっていた。


ホテルもの漫画は多く、 その中では職業ものとしてかなり突き詰めた 作品も描かれてきたので、どちらかといえば客に寄り添った話に なっているのは正解。スタッフサイドも、知識とコネクションを活かした技は効かせつつ、そちらを主眼にしていないところが良い。 そのためある種、推理もののような話になっているが。


スキッパーをめぐる話は、ベタだが良いお話。しかし、万平ホテルの件は宿泊時にも見学したけど、あの、プライバシーってのはどうなってるんですかね、と思わなくもなかったり…。


【データ】
原作=城アラキ、漫画=川口幸範
HOTELIER―ホテリエ―
【発行元/発売元】 集英社 (2019/6/19) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ HOTELIER―ホテリエ― 1 (ヤングジャンプコミックス)
世界有数のホテル激戦区・東京で、新たなスタートを切った老舗「財前ホテル」。そのモットーは、日本が誇る“おもてなし”。新任チーフコンシェルジュに抜擢された榊原遼は、次々と巻き起こるトラブルに奔走、仲間たちと果敢に挑んでいく。ホテルで働く者たち=ホテリエの成長と活躍を鮮やかに描く新たな物語、開幕!!


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【オススメ】 民谷剛/逃がし屋グリズリーズ


逃がし屋グリズリーズ 1 (1巻) (ヤングキングコミックス)

■【オススメ】裏社会の隙間の話。依頼を受けて人を逃がす「逃がし屋」の物語。

表向きは運送業、しかし一方で逃がし屋をやっている店。そこに 依頼人がやってくる。デリヘルのスタッフが、キャスト嬢が二人行方不明になっているとして、この子は逃したいと持ちかけてきたのだった。


裏社会の隙間の話。ヤクザ相手であったり、チーム構成がばらばら、という状況で実際成り立つかな?と疑問に思う設定ではあるが、逃がし屋のメンツは真摯、嘘が嫌い、という点は共通している様子。正義感というよりは自身の経験が反映された行き方であるらしい。


一方で依頼してくる側の話は初手から変化球。闇から逃れたい、だけの簡単な話にはしていない。クズはとことんクズだし、闇はとことん闇、という話は救いようがなさそうだが、それでも本作の場合は登場人物みんなダメ、ということにしはしていないので、読後感は悪くない。


このバランスで物語を進めるのは微妙な気はして、 どこかでこの平均台から落ちるしかない、と思うと今後 読み進めてシンドい目にあうのではないかと危惧するが、 覚悟しつつ続刊は買うつもり。


【データ】
民谷剛
逃がし屋グリズリーズ
【発行元/発売元】 少年画報社 (2019/6/24) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 逃がし屋グリズリーズ 1 (1巻) (ヤングキングコミックス)
数々の新人賞を受賞した民谷剛、待望の初コミックス!逃げたくても逃げられない…極限まで追い詰められたワケありの依頼者を、あらゆる手段を尽くして追っ手から救う「逃がし屋のプロ」を描いた、鮮烈バイオレンスアクション!


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【オススメ】 サライネス/ストロベリー


ストロベリー(1) (モーニングコミックス)

■【オススメ】 言うたら何だが、同工異曲。でも、それでいい。というか、そこがいい。それが、ブランド。

網戸に刺繍をするアートに明け暮れる姉妹。父には理解できないが、 娘は会社を辞めてアートの道を進むという。儲けは、年数回ある衣装の仕事から。でもそれはシンドいので本業にはしないのだと。


そんな親子を描くおはなし。父親は元プロ野球選手、といっても知る人ぞ知る存在で、今は解説者兼作家として生計を立てている。母親は10年前に病気で他界。その母親がロシア人で、その連れ子だったのが娘二人。一方は会社勤めを辞め、一方は製菓学校に通っているのだが卒業後はさて。他に両親の子もいて、こちらは高校生の男子。というネタが豊富な家庭である。


とはいえ、設定は新たになったが、中身はいつものサライネスもの。こう言っては怒られそうだが、本質は特に変わらず、同工異曲。都会暮らし、だが都会人な感じとは一線を画している。他人に対して特に興味も持たない、わが道を行くタイプ。こういう人物ばかり出てくるから、著者の作品が好きなのかもしれない。


それぞれがそれぞれの方向を向いていて、噛み合わない。それが社会。それが多様性。自分の知らない部分、自分の興味のない部分が、他の人にとっては興味があり、意気投合する、という話。ここに心地よさを感じる人が楽しく読む作品なのだろう。まぁ家族がそれっていうのは珍しいのかもしれないが。


ちなみに題名に関しては巻末にネタとしてもってきているが、あんまりにあんまり。素晴らしい。


【データ】
サライネス
ストロベリー
【発行元/発売元】 講談社 (2019/6/21) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ ストロベリー(1) (モーニングコミックス)
サライネス、約3年ぶりにモーニングに帰還。父親、娘二人、そして息子の4人で暮らす湯本家。でも娘二人はどう見ても外国人顔で・・・。ちょっと不思議な4人家族の物語、開幕。サライネスが、家族とはなんぞや? と、薄ぼんやり問いかけます。あ、猫も2匹出てきますよ!


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【オススメ】 和田隆志/ヴィーヴル洋裁店 〜キヌヨとハリエット〜


ヴィーヴル洋裁店~キヌヨとハリエット~ (1) (ビッグコミックス)

■【オススメ】ファンタジー世界のオートクチュール屋の話。設定は絶品。ただ、物語の構成が凡庸なのは勿体ない。

魔法のある世界。魔法学園の服飾科でオートクチュール専攻に通う少女が主人公。彼女の腕はクラスメイトからも一目置かれていた。彼女の祖母は元魔法王室御用達、特別な一品ものを丁寧に作る店を経営していた。その店を継ぎたいのが本心、なのだけれど、時代はファストファッションの時代、今季は今季、来季は来季。フルオーダーの一点ものは時代遅れと言われる世の中。そこに、亡くなった祖母の店を閉めるとの連絡が母から入るのだった。


フルオーダーの品物を作る店のお話。少女はなし崩しに祖母の店を継ぐことになる。洋服や靴でありそうな話。ただこの手の設定は割とファンタジー寄りになりがちで、少なくとも現代日本を舞台にする話は少なめ。本作は更に割り切り、魔法世界の話に設定している。そのおかげで、登場人物は一般的な人間だけではなく、素材も魔物の革など。「ダンジョン飯」のノリで、これが微に入り細に入り架空の素材の入手の仕方から仕上げ方まで丁寧で楽しい。


一方で、オーダー服が軽んじられる時代という設定が安易である上に、元々祖母の店で働きつつ方向性の違いから独立を促され、今は既製服で名を馳せている人物が、ヒロインの邪魔をしようとしてくる、という物語になってしまっており、この凡庸な対立構造が極めて残念。話のスケール感が縮んでしまった。勿体ない。


【データ】
和田隆志
ヴィーヴル洋裁店 〜キヌヨとハリエット〜
【発行元/発売元】 小学館 (2019/6/12) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ ヴィーヴル洋裁店~キヌヨとハリエット~ (1) (ビッグコミックス)
幻を縫う!異世界オートクチュール繁盛記! ドラゴン革のレザージャケットは、いかがですか? 魔法王国ロイヤルワラント通りにそびえ立つ、洋裁店「クチュリエール シガラキ」。 ここのお店のモットーは、「一生着られるお気に入り」をお客さまにお届けすること。 そのためならば、「ヴィヴール」と呼ばれる幻の獣たち、ドラゴンだって、人魚だって、ユニコーンだってなんでもござれ! 魔法王国中で愛されている洋裁店の跡取り娘・キヌヨと相棒のハリエットが紡ぐオートクチュール繁盛記!



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