くろたま/社畜に死神が憑く案件


社畜に死神が憑く案件(1) (ジーンピクシブシリーズ)

■死神に憑かれる話だが死期を待つ話ではないという のは良いツイスト。面白いのだが、拡張性がないような。

今日も午前様で帰ってきた女性の前に現れたのは、死神。 その存在を認めた所でヒロインが言うには、 「私がいつ死ぬのか教えて」「それまでに何とかする/ 悪いけど業務上の理由で今死んでる場合じゃない」


一方の死神も、彼女の寿命は相当に先であり、 逆にそれまでに過労死してしまうことを 防ぐのが今回の役目。死神にとっても異例な仕事なのであった。


格好いい男前なヒロインと、甲斐甲斐しく世話をする 死神の話という、ユニークな設定のコメディである。 この二人、っていうか一方は人ではないが、 そのやりとりは面白い。


ただし。一巻通して特にそれ以上の展開はない。 ブラックなお仕事ぶりが示されるだけ。 彼女以外の人間ができないのと、 彼女が人に任せることができないのとが原因のようなので、 その解消が一番よね、という話ではある。 が、そこまでは進まず。


ヒロインが生かされているのは死んでしまうと多大な影響を 世界に及ぼすため、というような話が出てくるので、 いずれはそのあたりのエピソードが示されることになるのだろうが、 ここから風呂敷を広げていく展開が果たしてできるのか? 既に小さくまとまってしまった印象があるため 拡張性についてはやや疑問。


【データ】
くろたま
社畜に死神が憑く案件
【発行元/発売元】KADOKAWA (2017/9/27) 【レーベル】MFC ジーンピクシブシリーズ 【発行日】2017(平成29)年9月27日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ 社畜に死神が憑く案件(1) (ジーンピクシブシリーズ)
「業務上の理由で 今、死んでる場合じゃない」
優秀だが仕事が断れず、社畜状態の栞にある日、生真面目でウブな死神がとり憑く。 予定された命日より早く過労死しそうな彼女に死神は世話を焼き始め…!? 世話焼き死神と真性社畜女子の社畜ラブコメディ!!


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塩田武士、須本壮一/罪の声 昭和最大の未解決事件


罪の声 昭和最大の未解決事件(1) (イブニングKC)

■様々な賞をとった小説のコミカライズらしいが、 小説は漫画よりも遅れた存在になっているので 本作に漫画にする価値があったかどうか。 実在の事件を題材にそれを仄めかしながら 作るフィクションなど、特定の意図がないのであれば 絶対にやってはいけないことだと思うのだが。

存じ上げなかったが昨年刊行の小説で いろいろと賞もとっているらしい。 Amazonでは週刊文春の清水潔氏の評が転載されているが、 文春も清水氏もともに嫌悪感を持つ私には 敬遠させるに十分なアピールだった。


作品は1984年に起きたという毒物混入事件、「ギンガ・ 萬堂事件」を発端にしている。実在した グリコ森永事件を彷彿させる、というかそのまま、 という時点で、フィクションとしてあるまじきものだと 思っている。しかも未解決事件で真相はわからない。 そんな話をモチーフに描くのは、ダメだろう。 モチーフに注目させたいという特殊な目的を持つなら別だが、 それもそれで不順でいやらしい話であるし、そうした目的がないなら、 モチーフは傍目にわかるような形で取り上げるのは 未熟である。


話は仕立て屋の息子が亡き父のものらしい手帳とカセットテープを 発見、そのカセットはかつての 事件のときに使われたもののようで、しかもおさめられていた声は 幼き頃の自分の声であり、父親が何らかの形で事件に 関わっていたのかと訝しむところから話が始まる。 並行して新聞記者もかつての未解決事件を追うという企画で 取材を進めていく。


取材を進めていく様は確かに面白い。ただ、新聞記者のほうは・・・ まぁ抜けている設定なのだろうからいいのかもしれないが。 一昔前のドラマのツイストだろう、これは。


そして、真相を突き詰めようとする理由が実は弱い。 新聞記者はそもそも自身のネタでもなく雇われ仕事である。 仕立て屋の息子は自身の声が事件に関与している らしいと思っているからだが、深入りしてどうするという プランがない。そもそも父親は関係なさそうだという ところは見えてきている。どうしても真相を 追求しなければ、という熱意が見えないまま 話だけが転がっていく。キャラクターが弱すぎる。 これは、漫画オリジナルの作品ではほぼありえない。 小説はまだ物語を追うだけの内容でも評価されるようだ。 まぁそれは、小説は一巻完結で刊行されて結末まで一気に読める という性質ゆえだろうが。


個人的には フィクションはできれば現実の事件事故とは無縁なところで 描くべきであると思っている。現実の事件事故の真相を勝手に想像するようでは、 週刊誌やワイドショーと変わらない。 フィクションはそんなレベルに堕してはいけないだろう、と思っている。 こんなコミカライズは正直勘弁してほしいのだが、まぁ自社の原作だし しょうがないのかねぇ。


【データ】
原作=塩田武士(しおたたけし)、作画=須本壮一 (すもとそういち)
罪の声 昭和最大の未解決事件
【発行元/発売元】講談社 (2017/8/23) 【レーベル】イブニングKC 【発行日】2017(平成29)年8月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ D(問題) ■続刊購入する?→★
■購入:
amazon→ 罪の声 昭和最大の未解決事件(1) (イブニングKC)

京都でテーラーを営む曽根俊也。ある日、彼は父の遺品の中から黒革の手帳、そしてカセットテープを発見する。手帳は英文でびっしりと埋め尽くされており、さらに「ギンガ」「萬堂」という製菓メーカーの情報が。そしてカセットテープには幼い子供の声が入っていた・・・。その声は、31年前に起こり未解決のまま迷宮入りした、【ギンガ・萬堂事件】で脅迫に使われた録音テープの音声と全く同じだった。――「これは僕の声だ」。 そこから俊也の苦悩が始まる。それと同じ頃、大日新聞大阪本社の新聞記者・阿久津英士は年末の特集記事で【ギンガ・萬堂事件】を扱うことに。英国に犯人らしき重要人物がいたとの情報を受け渡英するが・・・。31年前、実際に起きたあの未解決事件に迫るミステリー大作!!


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大澄剛/さんぱちのおと


さんぱちのおと(1) (モーニング KC)

■勢いはあるのだけれど、 主人公の設定や題材がいまいち古く見えて引っかかる。

剣道もの。小学校の頃一緒の道場だった三人のうち、 ひとりは剣道の名門である熊本の中学へ行き全国制覇。 しかし高校からはさほど剣道が盛んではない静岡に 帰ってくる。一方、道場の息子は剣道なんてと白け気味で、 目標を失い、何をしたいのかもわからなくなり モラトリアム状態に。


残った一人は身長が伸びずにいる子 で性格は直情型。彼の行く学校は静岡県内でも 強豪ではない。つまり存在としてはダークホースである。


基本的に話は描くのに一番カンタンなこの最後の子を 主人公として展開していく。学校が大会に出場、 しかし一年生で出られなかった彼は出場機会を求めて 直談判。まぁ、これはこれでオーソドックスに 面白くはあるのだが。極めて普通な話ではある。


道場主の息子で、その立ち位置ゆえに葛藤があるらしい 少年の話はまだ描かれず。とはいえ、それもまぁ 青春だよね、と思うような話にしかなりえない。 一番大人なのは全国を極めた少年。静岡に戻っても、 自分は自分、ということでやっていこうとする 人物なので、これはこれで逆に物語が転がしづらい。


先々の展開を考えると、同世代の3人のライバルを 用意したのは正しく、その中で展開しやすい一人に 特化して話を転がしていくのも正しい。絵も魅力がある。 とはいえ、モーニングレーベルでいま展開しなければ いけない話なのだろうか、これ。それが一番の疑問。 2巻も出たのだが買おうかどうかまだ考えがまとまらない・・・いや 最近は買う量も絞っていこうと思っているので・・・→さんぱちのおと(2) (モーニング KC)


【データ】
大澄剛 (おおすみつよし)
さんぱちのおと
【発行元/発売元】講談社 (2017/4/21) 【レーベル】モーニングKC 【発行日】2017(平成29)年4月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ さんぱちのおと(1) (モーニング KC)

さんぱち(高校用竹刀)を振る者にしか、見えない景色がある。小柄でも、剣道にかける思いは人一倍の新高校一年生、近藤直司。全国制覇の夢に燃える彼の前に立ちはだかったのは、同世代の中では最強の剣士であり、かつての幼馴染みだった水嶋時生だった――。 燃えたぎる青春を剣道に捧げる、不器用だけどまっすぐな少年たちの物語。


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藤見よいこ/だんだん街の徳馬と嫁


だんだん街の徳馬と嫁 上巻 (ビッグコミックス)

■よい話だがよくある話。この時代設定にしたのは、 話を作りやすいだろうが、それゆえに凡庸にもなった。

福岡県八幡市が鉄の街であった時代。舞台は終戦後間もなく。 冒頭は結婚式。主人公は死んだ兄の妻った人を娶った。


この時代、よくある話。主人公は兄と同じ職場。 慕われたリーダー肌の兄とは違うが、 頼りなげなところが可愛がられるキャラクターでもあり、 腕と目の良さはクチの悪い鉄工所員にも認められている。


妻の美形で 訛もなく、それは妾の子だからだというが、 それは田舎にはいないキャラクターである。 主人公は戦争に行くところを怖がり嫌がり、 そのために兄が戦場へ行き亡くなったことで 引け目に思っている部分がある。


で、夫婦として構築していけるのかどうか、 を描きつつ、兄の亡霊が出て来るのが大筋である。 まぁ亡霊といっても実際に出て来るわけでは、 と思いつつ、戦後という環境であれば何でもありではある。


ただし。そうした作品は別に珍しくはない。 この時代設定ゆえに作ることができる話である。 どうしてもこの時代でこうした話を作らなければいけない 理由が個人的にあるなら別だが、 読み手にとってそうした理由は関係がない。 なので、どうせならもっと捻った舞台設定で、 読むものを唸らせる話にしてほしかった。


とはいえどう落ちをつけるのかは気になるんだよね・・・。 下巻は買おうかな・・・。


【データ】
藤見よいこ (ふじみよいこ)
だんだん街の徳馬と嫁
【初出情報】月刊!スピリッツ(2015年、2016年〜2017年) 【発行元/発売元】小学館 (2017/9/12) 【レーベル】ビッグ コミックス 【発行日】2017(平成29)年9月17日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ だんだん街の徳馬と嫁 上巻 (ビッグコミックス)

終戦直後、福岡県八幡の製鉄所で職工として生きる徳馬。 彼の兄・義一が戦死し、遺された妻の万火子と結婚することに…。
兄の嫁として憧れの人であった万火子との生活が始まるが、 まだ彼女の胸の内にある義一の存在は消えていない…! その影を乗り越えることができるのか、苦悶する徳馬だが、 やがて「当たり前の夫婦」となることができるのか。
日々の暮らしを共にする中で、もどかしさと切なさ、 ピュアな初々しさがあふれる夫婦ラブストーリーが始まります。


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外薗昌也、小池ノクト/殺戮モルフ


殺戮モルフ 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)

■また残虐なだけのシリアルキラーものかと 思ったが、どうもそうではないらしい。 一巻は読ませる。ただし、内容には釈然としないので 続刊も期待できるかは要注意だが・・・。

危険な殺人者たちは異世界からやってきたのではない、「彼らは 我々の中から生まれたのだ」という枕から始まる物語。 さすがにヒロインには可愛い少女を据える。友達が彼と連絡をとるのをみて、 「私にはいつカレシ現れるんだろう・・・」と思っていたところで 彼女が感じたのはゾワッとする視線。マスクをかぶり 刃物を持ったその人物は、彼女の目の前で、その刃物で道行くひとを 殺し始めたのだった。


目の前で起こる連続殺人、しかし犯人は彼女の横をすり抜けて他の者を 襲いにいった。なぜスルーしたのか?わからないまま、彼女は犯人 から目を背けることができない。今度は彼女に向かってきて、 でも足が動かない、万事休すか、というところで警察が介入し、 彼女は間一髪、命拾いする。


連続殺人の通り魔事件を目撃してしまったヒロインの話。 彼女がその後、彼の姿を見るようになる。PTSDか、 と思うのだが、どうも実態があるような感覚がある。 そして犯人を拘束したあとなのに、彼女が犯人を見かけたビルでは、 実際に殺人が行われていた。


残虐な人殺しを描く気持ち悪い話かと思ったが、 それだけではなく寧ろ怖さのほうが勝る作品だった。 しかしそれが超常現象的な方向に傾き、 しかもバイロケーションではないかという話になっていくのは、 正直、おいおい、という印象ではある。


ヒロインとしてみれば不条理ゲームものに近い巻き込まれ型サスペンス。 ヒロインがアクティブに動こうとするところで 巻またぎ。面白そうにも思うが、しかし、根本的に話が破綻しているような気もしつつ。続刊どうしよう・・・。


【データ】
原作=外薗昌也(ほかぞのまさや)、 漫画=小池ノクト (こいけのくと)
殺戮モルフ (さつりくもるふ)
【初出情報】ヤングチャンピオン(2017年) 【発行元/発売元】秋田書店 【レーベル】ヤングチャンピオン・コミックス 【発行日】2017(平成29)年10月1日初版発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ 殺戮モルフ 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)
白昼の繁華街を襲った悪夢! 下されるのは血に塗れた惨劇の刃!! 暴虐と異常性MAXの殺人鬼の脅威から生き延びろ! ホラー界最恐タッグが贈るスプラッタホラー開幕!!


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小池ノクト/6000−ロクセン−
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西連助/白星のギャロップ


白星のギャロップ 1 (裏少年サンデーコミックス)

■ワケありな才能がその道のトップを目指す類の話の競馬もの。競馬だけを描くわけにはいかないのはわかるが、そのために用意したテーマがナイーブにすぎる。

競馬ものなのでオススメしたいのは山々で、内容も面白くはあるのだが、 題材が少々時代がかっている。絵もやや躍動感には欠けるか。ただし止め絵としてみれば格好いいカットは多々。


栗東トレーニングセンターに併設された乗馬苑で乗馬をしている中学生。彼は競馬学校に行かないかとスカウトされる才能の持ち主であり本人も馬が好きなのだが、彼は競馬が嫌い。母親はパート先で倒れてから鬱状態で家におり、見るのは競馬中継だけ。彼がチラシ折に配達のバイトをし、母子家庭の手当と、貯金の切り崩しで生活している。母を置いて全寮制の競馬学校に入学するという手はない。


しかしそんなある日、母が家で倒れ、そしてそのまま亡くなってしまう。 そこへやってきた祖父母から、父親が競馬の騎手であると聞く。いや、確証はないらしいのだが。母がずっと応援してきた騎手がそうなのだろう、 と気づいた彼は、競馬学校へ進学することを決める。そして おそらく父親であるトップジョッキーをその座から引きずり落とす ことを目標に定めた。


という具合に、話は古風。いつの話のつもりなのか。ただしここからは競馬学校物語に。騎手二世や調教師の息子もおり久々の女子もいる。一方で素人も。主人公は当然乗れるほう。基本冷たいが面倒を見ないでもない。 そして馬には優しい。しかし、なぜ馬が好きなんだ?と問われて考える。 何がきっかけなのだろう。自問しているところで、彼の騎乗フォームが 件のトップジョッキーそっくりだと教官に指摘される。


二巻への引きはばっちり。競馬は好きであるし、 競馬学校話は面白いので当面は読み続けたいが、 テーマがテーマだけにオススメは保留で。 まぁでも子供が進路を選ぶ、決めるとなると、 相応のきっかけは必要なのかもしれない。 流されただけでは耐えられない場面も来るし。


【データ】
西連助 (にしれんすけ)
白星のギャロップ
【初出情報】裏サンデー(2016年) 【発行元/発売元】小学館 (2017/8/18) 【レーベル】裏少年サンデーコミックス 【発行日】2017(平成29)年8月23日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★★
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騎手を目指す少年たちの青春譚!!
「俺は競馬が大嫌いなんだ―――」 乗馬苑内で期待の星であるにも関わらず、 苛烈なまでに競馬を憎む少年・森颯太。
彼が夢見るのは一つ、トップジョッキー・藤宮将二をその座から引き摺り下ろす事であった―――
ジョッキーを目指す少年たちの青春群像劇!!
【編集担当からのおすすめ情報】 競馬を描いた作品は数ありますが、本作ならではの部分は「競馬学校から描いている」点です。 騎手になるための厳しい戦いや、肉体面、精神面での鍛錬を通して仲間ができ、成長していく… 王道の展開ながら実際の競馬 「俺は競馬が大嫌いなんだ―――」 乗馬苑内で期待の星であるにも関わらず、 苛烈なまでに競馬を憎む少年・森颯太。 彼が夢見るのは一つ、トップジョッキー・藤宮将二をその座から引き摺り下ろす事であった――― ジョッキーを目指す少年たちの青春群像劇!! 【編集担当からのおすすめ情報】 競馬を描いた作品は数ありますが、本作ならではの部分は「競馬学校から描いている」点です。 騎手になるための厳しい戦いや、肉体面、精神面での鍛錬を通して仲間ができ、成長していく… 王道の展開ながら実際の競馬


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田丸鴇彦/みなさまエト・ヴ・プレ?


みなさまエト・ヴ・プレ?1 (角川コミックス・エース)

■全体的に雑なんだけれども、種目や主人公の設定は面白い。

理不尽なことが多く誰かの言いなりになることあかっこ悪くて 許せない女子高生がヒロイン。彼女は学校で、フェンシング の練習をする人物を見かけて鳥肌がたち、熱い思いがたぎってくるのだった。


という話にはじまるフェンシングもの。ヒロインの才能は、見たらそれをコピーできる、真似できることと、運動神経の良さ。ただ、いまどき それだけではスポーツ漫画を作るのに材料が足らない。ということで いろんな要素を突っ込んでくるが、カドカワ作品ゆえかその材料が 盛りだくさん。も少し整理して頂いたほうがよろしいのではないかと。


過去にフェンシングを志そうという話があったのか子供の頃の話が出てくるのと、主人公は父親に何かありそうなこと、主人公は同級生たちに目をつけられていてそれが学長の娘だかでフェンシング部にも妨害があるようなないような、フェンシング部はそもそもいざこざあって部員が退部して廃部寸前。さすがにネタが多すぎると思ったか最後の廃部云々の話は早々に回収。まぁ登場人物を絞り込む上での設定だったのだろうが、それにしては雑。


フェンシング部員の唯一の男子の扱いも軽いのか重いのか微妙。学長の娘との関係性も、それ話に必要なの?と思いもする。ただ、一方でフェンシング自体はきちんと描いてくれるなら面白そう。とはいえその辺もさらっとした感じで、競技としての魅力を描くよりも余計な話が多すぎる。本当は頑張って競技を描いてなんぼだと思うのだが。 続刊発売済。 → みなさまエト・ヴ・プレ?2 (角川コミックス・エース)


【データ】
田丸鴇彦 (たまるときひこ)
みなさまエト・ヴ・プレ?
【初出情報】 【発行元/発売元】KADOKAWA 【レーベル】角川コミックス・エース 【発行日】2017(平成29)年8月10日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ みなさまエト・ヴ・プレ?1 (角川コミックス・エース)

極めろ、騎士道! 女子フェンシング青春譚開幕!!!
カラオケ、ゲーセン、目的のない自堕落な日々をおくる女子高生の桑原千花。ある日、偶然に体育館で見たフェンシングの練習風景。“胸がドクドク熱くなる”、それは彼女を騎士道へと導く、運命の出会いだった──。


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