山崎ヒロキ、近藤タカシ/銀座レッスン


銀座レッスン 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

■コネクション作って仕事が任されるようになるシンデレラ物語、 として読むと、なんかなー、と思ってしまうので銀座グルメ漫画と割り切るべきか。

不動産会社の商業施設開発部 の女子社員が主人公。ふだんは雑用ばかり、 ようやくお声がかかった席もセクハラおやじのお酌係。 会社が私に期待しているのはこんなもんだ、 30歳過ぎた自分にはそれしか期待されてなかったんだ、 と思い落ち込む彼女は、先輩社員に言われた行きつけのバーに いったはずがツケがきかず、そのクラブのママから10万円の請求が。 マケてくれる、と言ってくれたママだが、

「銀座のお値段にはそれなりの意味があるのよ ただ高いだけじゃないの  もちろんそういうお店もあるけど/銀座にはその額を払う価値のある店があるのよ」
「もしあなたがこの正規料金を払ったら/見たことのない新しい世界を見せてあげるわ/ そしたらあなたはきっと今のあなたから変われる」
と。 その言葉に、彼女はすがった。


各エピソードは、ママが紹介するお店にいって飲食する、 それがレッスンである、という内容で、 実在するお店が一店一店出て来る。 本物を知り、意味を見極める、それがあなたにはできるはずだ、 とママに見込まれ、かつそれぞれのお店で銀座のキーパーソンと 出会い、ママの紹介なのか、と一目置かれるという、 コネクション構築の 物語である。


まぁ仕事はコネクションがものをいう部分があり、コネを作るというのは 本作で描かれているとおりだろう。 実際そういうものだろうが、物語の大筋はある種のシンデレラもので、 決められたレールの上に、選ばれた主人公が乗っかる、 というだけの話である。勿論、そのレールの上で走り出せるのか、分岐するレール から適切なものを選べるか、は主人公の努力や考え方次第ではあるのだが。 納得はするものの、この話が面白いと思うかというと、どうだろう。 一応、直属の上司は、泥臭く愚直に動く主人公を買っているらしいことが 後半で明らかになってきたので、この辺を転がすともう少し話が 主人公の成長ものとして良くなる気もする反面、それだと上司が何もかも 見透かしている少女漫画のヒーローのようになってしまうのも難点。


そんなことを考えず、ご当地実在グルメものの亜種、として軽く読めばよいの かもしれないが。けっしてつまらなくはないが、これを面白いというのは、ちょっと 違うかな、と気がする前世紀の遺物のようなストーリーであった。これが ビックコミック系と言われればまだしも、ヤンジャン レーベルってのは、そうなのか、とこれもちょっとした違和感あり。


【データ】
原作=山崎ヒロキ、 漫画=近藤タカシ
銀座レッスン
【発行元/発売元】集英社 【レーベル】ヤングジャンプコミックス 【発行日】2017(平成29)年発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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仕事に悩むOL・麻生ミホが、あるキッカケから巡ることになった銀座の名店の数々。そこで歴史ある料理や、接することのなかった層の人々に触れるうち、彼女は少しずつ成長していく…。実在の名店が多数登場するキャリアUPグルメコミック!


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