やまさき拓味/馬の旅人
馬の旅人 1 (1)
やまさき 拓味
1950年代の日本を舞台に、伝説となる 装蹄師を主人公に描く物語。
時代が時代だけに、競馬も日米の軍馬の 対決や組同士の賭け事、それ以外に 農耕や運搬等々使役する馬も対象に。
なので決まったフィールドで 話がすすむわけではないので、 ディテールは適当で済むのが 著者には向いているか。
主人公は情け深く馬好きで、 名誉や物には拘らない聖人タイプ。 一方、弟分は汗水垂らして働くより 一攫千金をめざすタイプで時に 主人公とも衝突する。窮地に陥る 弟分を助ける主人公は、 名の知れたヤクザ者も一目置く存在らしく。
時代も古いが作風自体が古風、 ただその古くささが最上級にまで昇華されているので、 これはこれで雰囲気あるし良いのかもしれない。
馬や人をめぐる人情噺。
カバーはずすと別イラスト。
■続刊購入する?→★★
出来は文句ないが、そもそもこうした
パターンにはまった人情ものを好きかキライかで
評価はわかれそう。著者の馬へのこだわりは尊敬に
値するが、もっと馬(とくに競馬)を知っていて
愛しているひとにこそこうした道を進んで欲しかった
という嘆きが競馬愛好者から聞こえてこないこともないのが
またなんとも。
【帯】 競馬漫画の第1人者・やまさき拓味が描く 新境地競馬コミック!! 馬に命を吹き込む伝説の装蹄師物語!!やまさき拓味 (やまさきひろみ)【裏表紙】 昭和26年、競馬にイカサマが 当たり前だった時代、一人の名もなき 装蹄師が次々と馬に奇跡を 起こしていった・・・。 彼の名は装蹄屋(てつや)三郎!!
参考過去記事→やまさき拓味/さんごくし、 やまさき拓味/Gの蹄音、 やまさき拓味/手騎
馬の旅人 (うまのたびびと) → bk1で購入 , アマゾンで購入
掲載=プレイコミック2006年No.2〜8
秋田書店
プレイコミック・シリーズ
2006(平成18)年7月20日初版発行
定価=552円+税


















