【オススメ】 鍋倉夫/リボーンの棋士


リボーンの棋士 (1) (ビッグコミックス)

■【オススメ】棋士を目指す元奨励会員の話。 現実に既に前例があるのは残念だが、それでも 面白いことに変わりはない。

小学生の頃から天才と呼ばれ奨励会に入り、 期待されながら年齢制限でプロになることを 阻まれた人物が主人公。今では将棋を捨てて、 明るく前向きに生きようとしていた。しかし、 結局のところ、彼が一番好きで夢中になれるものは、 将棋なのだった。そのことに彼はようやく気づく。


バイト先のカラオケボックスでは、 俳優志望の26歳の女性が彼の仕事に望む態度を リスペクトしていた。そして彼女は将棋好き。 過去の対戦を見ていて、記録係をしていた 主人公に気づく。そして、彼を将棋のお祭りに誘う。 ちょうど主人公も吹っ切れたところで、彼は再び 将棋を指そうと志す。


プロになろうとして がちがちの守りの将棋だった奨励会時代と違い、 もっと俯瞰しもっと自由に攻める手を指し始めると、 将棋がますます楽しくなる。 その様を描く話は、想像した以上に、面白く、 引き込まれた。願わくばこれが、既に奨励会退会後の プロ入りという前例が現実に起こる前に描かれて ほしかったところだが、その現実がルールを 作ったせいで、主人公のプロ入りも夢ではない 話となっている。


それを踏まえて、彼の指しっぷりが 一皮むけたものに変化している、 という展開はよく練られている。 彼は別にプロを目指しているのではなく、 将棋を指したい、そこに本当の自分がいる、 という方向性なのも魅力的。


題名のせいで買うか見送るか、買っても読むか 積読か悩んだので、上手いタイトルとはいえ これはなぁ、センスはあるんだけど、 内容同様、二番煎じ感を出してどうするんだと 思わなくもない。


【データ】
鍋倉夫 (なべくらお)
リボーンの棋士
【初出情報】週刊ビッグコミックスピリッツ(2018年) 【発行元/発売元】小学館 (2018/9/28) ※電子版で購入
■評価→ A(絶品) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
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敗北は逆転の母!挫折の底は再生の胎内!!
プロ棋士養成機関・奨励会で、四段に上がれないまま26歳になった安住浩一は、年齢制限の掟により退会させられ、プロへの道を閉ざされた。 そこからは、人から距離を置かれ、年下からも見下される日々。 それでも安住は、明るく笑顔で前向きに振る舞った。 嫉妬は、湧いてもそれをかき消した。 そうしているうちに、眩いほどのプラスオーラが身についた。 将棋を忘れて、この生き方でいいはずだ、とも一時は思った。 しかし、人生から将棋を切り離せなかった。 アマ棋士としてのリスタートを決意する、安住。 その棋風は以前とは違う、まったく新しいものに進化していた。


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