【オススメ】 久正人/ジャバウォッキー

ジャバウォッキー 1 (1) (コミック) 久 正人

ロシアの皇帝が暗殺される。皇帝の証である宝珠は後継者の手にある、ように見えたがそれはダミーで、本物はテロリストとされる者に盗まれたあと。手にすれば実権も掌握することができる、という宝珠を、ロシアは大使館を通じ英国に奪還を依頼する。なぜロシアが英国に?と思いつつも、コマはコマ、実情を知ったところでどうにもならない、と諜報部員は仕事を淡々とこなそうとする。が、すんでのところで失敗、窮地に陥ったところで、第三者が救いに登場する。

そんなスパイ活劇−にみえるが、ロシア皇帝の紋章からはじめた話がきっちり伏線として機能して、読者の前に提示されるのは、想定外の設定。しかし、殆どの読者がその設定をとまどうことなく受け入れるだろう。なぜなら、それ以前に充分とまどっているはずだから。

切り絵調というか影絵のようというか光と影のコントラストというか白黒反転というか、皆無ではないが滅多に見ない描画描線でスタイリッシュ。予備知識なく読み始めると面食らう。正直読みづらい場面はあるがそれはそれ。この絵だけで値段のおつりは充分にくる単行本である。

そして、絵に特色があるだけでなく、話も特異。いや、話自体はオーソドックスだが、その舞台設定が異色なだけか。話の運びも衒いがなく、すんなりと読めるところは、魅力だと思うが拍子抜けという人がもしかしたらいるのかも。

ファーストエピソードが終わってからが本題。しかしこのファーストエピソードがまたムチャクチャ格好よくていい導入になってるんだこれが。作品の内容には今回敢えて触れていませんので、ぜひ手にとってお読みいただければ。

2巻同時発売。

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強力にオススメ!

【帯】 ありえない面白さの饗宴。ありえない雄(オトコ)と雌(オンナ)の共演。  ダ・ヴィンチ・コード meets ジュラシック・パーク ボーイ meets ガール

「絶滅」を乗り切った直立恐竜と「絶望」を乗り越えた女刺客。異色タッグが 19世紀末を駆けるコミック・ノワール開幕!!!

久正人 (ひさまさと)
ジャバウォッキー → ビーケーワンで購入 , アマゾンで購入

掲載=マガジンZ2006年10月号〜12月号

講談社
マガジンZKC 0287
2007(平成19)年5月23日第1刷発行
定価=552円+税



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