XEBEC、現津みかみ/蒼穹のファフナー

SFアニメーションのコミック第一巻、ということで、マニア向けメディアミックスか。作品を知らないものにはやや入りづらい。登場人物が多い割に、その説明がまるでないまま物語が本題に突入し、戦闘が始まってしまうので、設定を知らない読者は置いてきぼりである。飲み込みも勘もアタマも悪い者は相手にしていない本なのだろう。

主人公たちが住む島には軍事設備があり戦闘機もありファフナーと呼ぶ機体もあり、自爆装置までついている。しかも島は移動式。人類からも身を隠す存在。敵は「あなたはそこにいますか?」と問いかけ、その問いに捕らえられると思考に入り込まれ脊髄を侵されてしまう。

この手の作品では、どれだけ読み手がその世界に浸れるかが重要だと思うのだが、入り込むだけの助走が用意されていない。作品世界は興味深いが、マンガから入って楽しむのはハードルが高い。数冊まとめて読めば別かもしれないが、単行本一冊で判断するとなるときわめて低い評価をせざるを得ない。

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一巻の評価はきわめて低いが、続きを読んでみたい気はある。とはいえ、今の私は一回こっきり見た「エウレカセブン」の世界観のほうが気になり。あれもきわめて分かりづらく、ガンダムっぽさはあるが、マクロス的陽気さも感じ取れちょっと気になる。だって「サマー・オブ・ラブ」で命を落とした英雄とか、リフライダーという空賊とか、レントンという主人公は「トレスポ」から取った名前で彼は職業含めた生活の息苦しさからの解放を求めているなんて設定とか、そんなの流用して作るSFなんて、ありきたりの流れにはなりそうにないじゃないですか。って何かずれたな・・・

原作:XEBECWebサイト
作画:現津みかみ(あきつみかみ)→Webサイト
蒼穹のファフナー(そうきゅうのふぁふなー)

掲載=月刊コミック電撃大王2004年8月〜2005年3月

メディアワークス/角川書店
DENGEKI COMICS
2005年5月15日 初版発行
定価=550円+税



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