【オススメ】 福満しげゆき/僕の小規模な生活

僕の小規模な生活 1 (1) (モーニングKC) (コミック) 福満 しげゆき

■ 【オススメ】 漫画家の私小説もの。

漫画家志望の青年は25歳、持ち込みするがうまくいかない。 20歳の妻がいる。クビになったり辞めたりという ことを積み重ねた夫を見て覚醒した妻は自分が働きに出ている。 なので家事をしながら漫画を描く。たまに出版社から連絡が 入ると緊張する。がんばって描く。が、依頼は続かない。 妻は自分ばっかり働かされていやだと切れる。なのでバイトを せざるをえなくなる。でも漫画を描く時間のゆとりは欲しい・・・

というような話で始まる漫画家実録もの私小説漫画。 「僕の小規模な失敗 」の延長線上の話。 物書きとしての自負と、しかしそれを裏付けるだけの実績のなさに自信が揺らぐ。 そんな気弱で鈍くさい主人公に、いたたまれない思いもする。 が、この作品がモーニング本誌掲載(著者自身が「モーニング2」への 話だと思いこんでいるという描写がある)で、単行本にもなり、 しかも1巻で、続きの連載が決定したとの告知つき、となれば、 読者としては安堵しながら読むことが出来る。そのあたりの救いがあるのがいい。

後半になっても主人公はおろおろするし不安だし情けないが、 作品の前半における不安とは異質のものになっていて、 ああ、これは、小規模に見えるが確実にサクセスストーリーなのだな、 と感じることが出来る。奥さんが安定しているように描かれているのは、 たぶん実際もそうなのだろう、なんかほっとする。

ネガティブぶりにイライラしそうな話だが、読んでいてそうならない。 逆に自分を投影して、よし、がんばろう、という気になる。 そんな不思議な作品。絵から暗さが漂ってこないので、 本質的には暗くないのだろうと思います。

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漫画界、出版界の裏側を垣間見る という点でも一般読者にとっては面白い。 これから漫画家になりたい、というひとには 特に参考になる、かも。

福満しげゆき (ふくみつしげゆき)
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笑って、そして身につまされると、モーニング連載中から大評判!人間関係の軋轢こそがマンガの母だった!

「マンガ家志望の人は、読んでおいて損はないですよ!」――(福満しげゆき) 業界人がみんな読んでいる(らしい)「マンガを描くマンガ家のマンガ」いよいよ刊行!

掲載=モーニング2006年44号、47号、2007年9号、13号、30号〜50号

講談社
モーニングKCDX2417
2007(平成19)年12月21日第1刷発行
定価=743円+税



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