【オススメ】 上遠野浩平、秋吉風鈴/ソウルドロップの幽体研究


ソウルドロップの幽体研究 1 (バーズコミックス)

【オススメ】 相楽則夫という、不可抗力でバイトを三度目の首になったツイていない人物から物語は始まる。彼に声を掛けてきた不思議な男、しがない物書きと自称し「飴屋とでも・・・」と名乗る人物が生活に絡んでくるストーリーが一本の筋。一方で、大人物の影武者が死ぬという事件があり、そこに保険会社の人間が立ち会っている。ペイパーカット、という殺し屋が関わっている、と保険屋はいい、事件はペイパーカットにキャビネッセンスを奪われたのが真相だと言う。見る者によって違い中には見えない者もいるという人物、それこそがペイパーカットであり、「いつもどうでもいい物しか盗まれずそして同時に誰かが死んでいる」それが手口だという。そしてそのようにペイパーカットが関与していることが判明すると、この保険屋の会社、サーカム財団に支払いの義務が生じ、特定保険金を振り込むことになる。

・・・わかります?わからないですよね。「この世で最もタチの悪い悪戯−生命を弄んで魂の一滴(ソウルドロップ)を最後まで搾り取ってからでないと研究できない たぶん遙か向こう側から観ているせいで生命とそうでないものとの区別が微妙についてないんでしょうね −だから類似するものを収集しているんだわ」 「この部屋にいる者の、生命と同等の価値あるものを盗む」というのはそういう意味だと諭す場面が回想シーンであるので一巻読み進める内になんとなくわかったような気分になってきますが。

最初の事件でなくなったものの意味、そして財団の調査員の素性と目的、その他もろもろ絡んできて複雑な一品。なんだこれ、という感じだが、面白いことは面白い。読み進めて解き明かされなかったときには罵倒しそうな作品であるが・・・うーん。上遠野浩平作品を読むべきなのか。SF好きが好みそうなミステリですな。

■続刊購入する?→★★★★★
マンガを買いすすめて、気に入ったら上遠野ノベルスも買う。ブギーポップくらいしか知らないしな・・・

【帯】怪盗じゃない。むしろ殺し屋だ− 生命と同等の価値ある物を盗む−その目的も理由も不明。“ペイパーカット”とは一体何者か!? 上遠野浩平の世界を完全コミカライズ!!
【裏表紙】暴行に遭った相楽則夫を助けてくれた銀髪の男・飴屋。落ち込む則夫にキャンディドロップを渡したこの目立つ男を、誰も振り返りもしない。その日の午後、ある男が密室で死んだ。部屋には「生命と同等の価値ある物を盗む」と書かれた紙切れが残されていた。サーカム保険の調査員・伊佐俊一と千条雅人はこの事件を“ペイパーカット”の仕業と断定。“ペイパーカット”とは一体何者なのか!?
原作= 上遠野浩平(かどのこうへい)
作画=秋吉風鈴 (あきよしふうりん)
ソウルドロップの幽体研究 1 (バーズコミックス)

掲載=月刊コミックバーズ2005年9月号〜2006年1月号

幻冬舎コミックス
バーズコミックス
2005年12月24日第1刷発行
定価=590円+税



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