今日からヒットマン 1巻 (1)
むとう ひろし
今日からヒットマン→ amazonで購入 、 bk1で購入
ごくふつうに有能な営業マンが、飲酒運転での帰り道、人をはねとばしてしまう。が、その人物は眉間を撃たれたあとがあり、さらに別の人物が殺される現場も目撃する。殺し屋自身も重傷で、主人公は自分と家族を殺されると脅されて、殺し屋にかわって標的をしとめざるをえなくなる。
以降、殺し屋の恋人がマネージャーにつき、依頼を受けたり狙われたり、サラリーマン稼業と二足のわらじをすりへらすことに。
当然ありえない話だが、平凡なサラリーマンと言いつつ仕事がかなりしっかりできる人物ゆえに、慎重だし場の見極めもでき必要なことはきちんと調べる周到さで、設定に説得力を与えている。そうした説明を物語に組み込むやりかたも見事。
劇画作品は割と早めに読んでアップすることが多いが、実際読んでいて面白いものが多い。だから真っ先に読もうとして積ん読にならない。単に私がオヤジ化したから劇画が読みやすいってだけかもしれないが。しかし、話術のセンスは劇画系が平均して高いように思う。
ありえない話を上手に展開するハイセンス。
【裏表紙】人生、急転直下−!!平凡なサラリーマンに、ある日、ある時、降りかかる超ド級の災難!!右手には銃!左手くすり指には結婚指輪(リング)!突然始まる命懸けの二重生活!!!むとうひろし
今日からヒットマン→ amazonで購入 、 bk1で購入
掲載=週刊漫画ゴラク2005年7月〜11月
日本文芸社
NICHIBUN COMICS
2006年1月25日発行
定価=552円+税