若木民喜/ねじの人々


ねじの人々 1 (裏少年サンデーコミックス)

■哲学、というか思想的な話。 これをマンガでやるのか・・・。

冒頭のページは吹き出しのみ、絵なし。


主人公は17歳の高校生。色々と考えているうちに 僕はなぜ僕なのだ? と思い始める。すると彼の額にねじが生えてきたのだった。


自分は何者なのか? という問に従い、彼は色々と考え、惑っていく。 その風景を綴る。


哲学的な話をマンガで描くお話。その試みは面白いが、 しかし、同じところをぐるぐると回る。哲学的思考はそういう ものかとは思うのだけれど、その割に深い話には入っていかない。


とはいえ思索的な話ではあり、それを自覚した著者は 途中途中でお色気な要素を混ぜ込んでいく。 ・・・なんかミスマッチなんだよな・・・確信犯だとは思うのだけれど。 ユニークな作品だとは思うが、これに付き合う気は・・・と思っていたら 3巻が出て完結したそうで・・・→ ねじの人々 3 (裏少年サンデーコミックス)


【データ】
若木民喜 (わかきたみき)
ねじの人々
【初出情報】裏サンデー(2015年) 【発行元/発売元】小学館 【レーベル】裏少年サンデーコミックス 【発行日】2015(平成27)年10月21日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ ねじの人々 1 (裏少年サンデーコミックス)
さあ今日から哲学を始めよう!! 超実践、哲学マンガ!!!恋に友情に仕事に人生に色んな事に悩んだときは哲学をしましょう。 大ヒット漫画『神のみぞ知るセカイ』の作者、若木民喜の最新作は哲学漫画です。“『哲学』って難しそう・・・” “興味ないかも”そう思っちゃったそこのお兄さん、お嬢さん、ちょっと待って! 哲学は簡単!お手軽!面白い!ニーチェもハイデッガーも知らなくても学ばなくても誰でも出来ます。 哲学ってのは要するに考えることです。誰もが人生に、仕事に、恋愛に悩む、悩む、悩む、そんな時があります。 そして人はすべての『答え』が欲しくて考える事があるのです。それが哲学です。名門、京都大学哲学専修を卒業しつつも 仕事もせずに30歳過ぎまで、色んな事に悩み部屋に引きこもりから人気漫画家が過去の経験を生かし 哲学漫画を描きました。あるかどうかも分からない“答え”“真実”についてひたすら考えたことを漫画にしています。 皆さんも一緒に考えましょう。考えて考えて・・・そうすると貴方の頭にねじが生えてきます。ねじは考える度に ぐるぐる回ります。ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる・・・ほら貴方も『ねじの人々』の仲間入り!!


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