このマンガ一巻がすごい!2006年7月編
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アニコン 1 (1)
やぶうち 優 →レビューはこちら
できる兄にかわいい妹の二人暮らし、妹は兄にぞっこんで、しかも血の繋がらぬ連れ子同士、という黄金設定。そこに、秘めた趣味で通じる兄の同級生の女の子、ショートカットで童顔で胸のある兄の好きなタイプが登場、ヒロインはやきもちをやきつつ、その子の弟である同級生とも仲が近づき、しかも互いにブラコン、シスコンという共通した性質をもっているらしく、という展開。
兄の同級生の設定に加え、さらに新キャラクターも登場と、怒濤の仕掛けを用意しており、そのプロフェッショナルなサービスには恐れ入る限り。 おっきなお兄ちゃんが読んでも楽しめる内容であるのは、「ないしょのつぼみ」同様。こっちはロリ要素や性教育はないですが、オタクが題材でコスプレなんかもありますので別の需要が見込めるのではないかと。
春行きバス 1 (1)
宇佐美 真紀 →レビューはこちら
バスを使った読み切り短編、かわいく前向きなお話ばかり。「春行きバス」と綺麗な題名にセンスを感じる。
非常に少女趣味なこの作品ですが、少女漫画はやっぱりこういう話が読みたいわけですよ。
少女ファイト 1 (1)
日本橋 ヨヲコ →レビューはこちら
モーニング系によくある、面倒くさい話(褒め言葉)。過去の出来事がありつつも、バレーボールから逃れられない宿命を自覚したとき、彼女は新たな一歩を踏み出す。熱血というか不器用な青春バレーボール物語。
導入から主人公以外の人物もきっちり配置、物語を展開するためだけではなく、生かす使い方。主人公に一段落つけたら話をそのまま直線で進ませる前にサブキャラクターを描いて外堀固める。きっちりきっちりつくられた作品。 表紙絵は素晴らしいセンスの角度。
霊 対 退治屋という図式なのだが、物語の視点はそこにはない。主人公がとかげの乗り移る少女の「弟」だとすれば、巻きこまれ型の話なのだが、彼の住む寺の住職はとかげのことを承知で扱っており、全体に達観した雰囲気が漂う。けっして、というかどうも全く悪意の存在ではないというとかげの設定がおもしろいところ。でもその存在が周りを巻きこんでしまう、というのは、美人の不幸みたいなものか。いや、とかげ自身は男性のようだが。
表紙の絵は素晴らしい。でもおかげで手に取りづらくなっている人もいるような。内容は全然エロではありません。と書くと逆に手に取った本を戻す人もいそうだな・・・
アリスの照星 (1)
柿沼 秀樹, 長谷川 光司 →レビューはこちら
民間の軍事会社のエージェントを主人公としたドンパチ話。対立する組織もいて、そことの対決が主軸だが、雇われボディガードが主な仕事なので両者の戦だけではない、もう少し奥行きのある話に仕上げている。
ヒロインは女子高生・・・だが、母親の跡を継いで抜群のセンスを持っている、という一応きちんとした説明あり。そして女子高生に設定するだけあって、制服ありスカートからパンチラありとサービスショットあり。表紙からしてパンチラっていうかパンモロしてるのか。
真田戦国史比興の者 1 (1)
宮崎 克, ケン月影
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真田昌幸を通して描く戦国絵巻。 状況説明もなく彼の初陣の戦場、川中島からはじまるので、基礎知識のある人向き。まぁ最低限の常識しか要求されていないので、冒頭で面食らってもすぐに理解できる。
オーソドックスな劇画でよろしいと思います。 ・・・っていうかこの流れでこの作品、この絵をオススメって、違和感あるな・・・
未来日記 1 (1)
えすの サカエ →レビューはこちら
12人の参加者を集め、ただひとりの勝ち残りを狙い、他の者の命を狙うゲームが展開していく、未来を予測し行動していくサバイバル・シミュレーション。 予知能力のようなものを与えられつつ、用途はいままでの自分の日記の性質の延長という限定つき。なので、自分の周囲のことしか記録していない主人公は、克明な日記ながら自分の状況は全くわからない。
周囲の人物の設定含め、かなり粗っぽいが、ゲームに入るためにはある程度致し方ない。通常は現実世界を舞台にせず、未来だったり孤島だったり異世界だったりするのだが、そうした舞台の設定をせずに話を進めるのはかなり思い切った手で、その割り切りは面白い。
テクニカルなつくりが鼻につかないでもなく、内容はかなり雑だ(地雷原をかけぬける際、最後の地雷のところの絵はやっちゃダメということをよりによって同じページの中でしでかしているくらい出来は酷い)が、どこに落としどころをもっていくのか見てみたい。
花と泳ぐ 1 (1)
口八丁 ぐりぐら →レビューはこちら
きれいなタイトル、文学的な帯の惹句は伊達ではなく、普通に楽しい4コマにとどまらず、幽霊ものとした落とし前もきっちり考えて作られている。その分すこし暗い影や哀しさも。
4コマとして普通に面白いのがまず勝因。ただそれだけだと普通の4コマだった分、ストーリーも用意したのが付加価値に。
しあわせももりんご (1)
うさくん →レビューはこちら
ほのぼのとした絵で描く、ファンシーな街を舞台にした・・・パンツおっぱいなマンガ。 「しあわせぱんつ」も話題だった、うさくんの単行本。今回紹介の「しあわせももりんご」は性交や局部描写はないので18禁ではございません。
ひとクセある人物達のいる町で、毎度エロな話が展開される。素晴らしいのは、ネタとして面白く、絵が可愛いこと。そして、エロだがえろえろではない。寸止め。 18禁では全然ない。遙か手前で止まる。これなら中学生も安心して読めるね!
Odds 1 (1)
石渡 治 →レビューはこちら
競輪とロードレース、自転車の世界を欲張ってふたつも描こうとする物語。
現在のエピソードを見せた後、高校時代にまでバックデートして始まる物語は上手。冒頭の時点まではストーリーがきっちりできあがっているはずなので、ぐだぐだになることは当面ないだろう。その分、現在にたどり着くまでの話は当面のゴールが見えている分、わくわく度は低くなる。ただ、そこは石渡治の熱さで駆け抜ければ問題ないので、ぐだぐだにならないという安心感のほうをとったのは正解か。



















